ミケネコCEOにインタビュー

7月にミケネコCEO新里によるビジネスセミナーを受講してきました。
講座内容とミケネコ社内で受けるアドバイスに重なる部分があることを発見しました。
社内だけでなくセミナーで皆さんにも発信しているということは、新里の最も意識している部分なのではないでしょうか。
そこで今回は、その点について本人にインタビューしてみました。
その他にもセミナー内で気になったポイントについても聞くことができたので、インタビュー記事としてまとめています。

 


今回初めて新里さんのセミナーを受講したのですが、冒頭で受講者の方にデジタルマーケティングとは何かについて考えてもらっていたことが印象的でした。まず自分で考えさせるという点は、ミケネコ社員としていただくアドバイスにも重なると感じています。
受講者が「自分で考える」ことをセミナーでも重視しているんでしょうか?

 

セミナーに参加いただく方の多くは組織や自分自身に課題を抱えています。

他の企業がどのように取り組んでいるのか、自分たちはどうしたらいいのか、どのようにやればいいのか、という「解決策」を求めてしまいがちなんですよね。

 

セミナーを通して、自分だったらどうしようとか、自分の会社にどういう形で活かせるだろうということを考えていただきたいと思っています。
そのために、ご自身が直面している問題を紙に書き出してもらうなど、考える時間を設けるようにしています。

 


私も「自分ごと化」に難しさを感じています。ビジネスセミナーを受講すると、すごい施策や実績だということは分かったけれど、それが自社で通用するのかという点にまで自分ごととして落とし込めていないのです。

 

そこで、「解決策」ではなく、なぜその施策に取り組む必要があったのかという「そもそもの課題」を考えることをお伝えするように心がけています。

「この解決方法がうまく作用したのはこういう悩みがあって、こういう問題点があったからです」という背景ですね。

そうすれば自社に置き換えて考えてみた時に「自社も売り上げを伸ばしたいけど、抱える問題が違うのでこの解決策はフィットしないかも」「そもそも自社の本当の目的はものを売ること?それとも認知度を上げること?」というように、
自社のケースに合った解決策を考えていきやすいですよね。

 


セミナーでは受講者の方が意見を発表する場面もありました。

意図的にこういったワークショップのような時間を盛り込んでいるのでしょうか?

 

しっかり考えるという点では、スクール形式のセミナーよりもワークショップの方が合っているのですが、
そこまで時間が取れなかったり、受講者全員がワークショップを望んでいるわけでもありません。

 

そこで試行錯誤を重ねて、セミナーに少しだけワークショップのようなものを取り入れる今のスタイルに落ち着きました。

僕が一方的に話すだけでなく、考える作業を行うことで自分の問題は何なのか、あるいは内容を本当に理解できているのかという部分を意識してもらいたいと考えています。

 

▼セミナー中は受講者との意見交換が活発に行われていた

 


みなさん資料に書き込みをしていましたが、配布される資料にも何か工夫があるのでしょうか?

 

配布するレジュメは完全版ではないのです。発表する内容を間引いて、手元の資料は少しだけ内容が不足しているようにしています。
資料だけで講座内容が把握できてしまったら、セミナーの意味がなくなってしまうので。

 

▼書き込みスペースが十分に取られた配布資料

 


確かに、頂いた資料には書き込み用のスペースがあって、受講していない方には一見すると分かりにくい資料かもしれませんね。

 

あまりオープンにできないけど、”ここだけの話”としてお伝えする内容は資料に記載できない場合もあります。

そういう部分も含めて、ここだけでしか聞けないという特別感は出したいと思っています。

 


なるほど。そう思うと、セミナーはある意味ライブのようなものですね。

 

そうですね。同じテーマで何回も講座を行うこともありますが、受講者の年代や立場によっても雰囲気が変わります。
大阪や名古屋などの地域性も出ますよ。

 


準備や当日会場に向かうことを考えると、セミナーは想像以上に時間と手間がかかるものではないですか?

 

スライドや資料の準備はもちろん、会場に行ってその場でまた準備したりと、確かに手間はかかるかもしれません。
受講者の方も、セミナー終了時間まで会場に拘束されますし、有料セミナーだともちろんお金がかかります。

 

しかし、その場でみなさんに直接お話できるところがセミナーの最大の魅力だと思っています。
自分の考えや知見を直接説明しながら、みなさんに内容を正しくお伝えすることができる貴重な場ですね。

 


セミナーはそのような貴重な機会なので、受講後はアウトプットを心がけています。

しかし、なかなか思うように行動に移せずもどかしさを感じています。
受講者のみなさんはどのような反応なのでしょうか?

 

セミナー受講後にすぐに行動に移せる方はあまり多くはありません。全体のうち1割ぐらいでしょうか。
たまに「受講後にアクションを起こしました」というご報告をいただくことがありますが、嬉しいですし刺激にもなります。

 

冒頭に戻りますが、「セミナーで言っていることは分かるけど、自分ごとに落ちない」という状態から
一歩踏み込むことができるかどうかが、意識を変えるための大きな差ではないでしょうか。

 

例えば、AさんもBさんも同じ目的地を目指しています。
A社は最短時間で到着する必要があったので飛行機を使用しましたが、同じようにBさんも飛行機に乗るべきでしょうか?
実は道中の景色がBさんにとって重要な場合もあるので、飛行機よりもバスや電車などの方が合っているかもしれません。

特定の手法だけが最善の解決方法ではない可能性があることをみなさんと一緒に考えていければいます。

 

僕のセミナーがみなさんの意識をちょっとでも刺激して、次の行動を促せることができればとても嬉しいです。

 

新入社員ということもあり、新里から様々なアドバイスを受けるのですが、
その中でも特に「まずは自分で考えさせる」という姿勢を感じていました。
今回のインタビューでは、その意識している部分をより強く認識することができたと思います。

また、セミナーを受講する事は一見自発的に見えて実はとても受け身になりやすい、という事にも気付かされました。
この点を十分理解しているからこそ、新里は書き込む作業などをセミナーに取り入れ、自分ごととして考える時間を作り出していました。

セミナーだけでなく毎日の業務でも、まずは「自分だったら」と考える時間を少しでも作っていこうと思います。

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