海外におけるアンブッシュマーケティングの事例

アンブッシュマーケティングの利用

前回の記事(ご存知ですか?アンブッシュマーケティング)でお話ししたアンブッシュマーケティングは「あれはダメ、これはダメ」とネガティブなイメージですが、海外においてこれは一つのマーケティング手法として確立されています。

いくつか事例を見てみましょう。

 

1:NIKE

NIKEは国際的なスポーツイベントの際には、アンブッシュマーケティングをうまく活用しています。

1996年のアトランタオリンピック。NIKEは大会の公式スポンサーではありませんでしたが、選手契約を結んでいたマイケル・ジョンソンに金色のNIKEスパイクを提供し、話題を集めました。

結果(もちろんジョンソンの実力でしょうが…)彼は金メダルを獲得し、TIMEの表紙にこのスパイクとともに登場しています。

http://content.time.com/time/covers/0,16641,19960812,00.html

(参照元:time社 サイト)

 

 

2:UNDER ARMOUR

2016年のリオオリンピックでは、そんなNIKEを追い抜くように大会公式スポンサーではないUNDER ARMOURが自社と契約していたマイケル・フェルプス選手を登場させた広告を展開しています。

オリンピックなどの言葉はありませんが、大会期間中にリリースされたこのCMを見ればオリンピックを想像することは容易ではないでしょうか。

 

ここで注意する必要があるのは、日本ではこのようにオリンピックのオフィシャルスポンサー以外が大会期間中に、自社と契約を結んでいる大会出場選手の広告起用を許可していないということです。

もちろん今後の状況により流れは変わるかと思いますが、現時点ではNGですのでご注意ください。

 

「そういうプロモーション展開ができるのは、選手と契約しているスポーツメーカーだけなんでしょ?」と思ったあなた。

そんなことはありません。

昨年 ロシアで行われたサッカーのワールドカップでは、スポンサー企業以外が下記のようなアンブッシュマーケティングを実施しています。

 

3:IKEA

WebサイトThe Drumに事例が紹介されていたIKEA。

北欧家具のIKEAは2018年にロシアで行われたワールドカップ時にソファ2種類を紹介しています。

一つは別々の方向を向いているソファ、もう一つはセパレイトできるソファ。

「ロシア」「ワールドカップ」「サッカー」といった単語はどこにも入っていませんが、

・ワールドかプを観戦したい人とそうではない人向け

・違うチームを応援している人たち向け

の商品であることは間違いなくわかります。

https://www.thedrum.com/news/2018/06/29/the-9-best-marketing-ambushes-the-2018-world-cup

(出典元:The Drum)

 

4:スニッカーズ

「おなかがすいたらスニッカーズ」のスニッカーズが2018年ワールドカップ期間中にフィリピンで展開したPRをご紹介します。

大会の公式スポンサーではないスニッカーズは”Wrong World Finals”と銘打ったキャンペーンを実施。

Twitter上で一見すると「WorldCupFinals」と思えてしまうような文言「World**Finals」を募集しました。

詳細は下記に掲載されています。

http://bit.ly/2M8tL2O

(参照元:Ad Gang)

 

これまでに実施されているアンブッシュマーケティングについてご紹介しました。

スポンサー企業の活動を侵害せずにうまく自社のマーケティング活動を行うには入念な計画と規制の確認が必要です。

特にオリンピックはスポンサー契約しているアスリートはもちろん、企業所属のアスリートが出場する可能性もあります。

「自社と契約しているから、社員だから…」という理由だけで、マーケティング活動のお手伝いをお願いできないのでご注意ください。

もちろんうまく活用できれば、新しい切り口でPRやプロモーションができるのではないでしょうか。

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