【任せること、伝えること】ミケネコのWebサイトがリニューアルされました

株式会社ミケネコのWebサイトがリニューアルされました。
創業当時は僕が自分で制作し、Ver.2は懇意のWebデザイナーと一緒に制作。
Ver.3となる今回は、初めて自分の意見を抑え、全てを社内の制作スタッフに託し、約半年の構想期間を経て公開となりました。

Webサイトは誰のためにあるのか?

自分がWebサイト制作の仕事を手がける際に最初に考えるのは「ユーザーが誰か」ということです。サイトのデザインやコンテンツ企画を考える大前提として「どのような方に何をお伝えするサイトなのか」をサイトの主体側と制作側で意見交換していくことに時間をかけていくことをモットーにしています。

これが自分が主体側になってしまうと、なぜかユーザーが見えづらくなってしまいます。大学時代のゼミの恩師の言葉なのですが「自分のことは自分が一番わからない」のです。自分が「こうありたい」と考えたり心がけていたとしても、周囲は全く違う印象を持っているかもしれません。世の中に見られている姿が「社会的な評価」であるならば、自分の強みはそこにあるわけです。「自分がなりたい像」と「ユーザーが求める像」の差が大きいほど、自己表現の方向性は難しくなっていきます。『デトロイト・メタル・シティ』ではありませんが、夢と現実の姿に苦悩してしまうわけです。

ミケネコは何をする会社なの?

Webサイトの話に戻ります。

ミケネコの企業理念は「企業の悩みをワクワクに変える」です。私たちが必ずお約束できるのは、その悩みや課題が片付く最後の最後まで寄り添うことです。コストや時間を理由に仕事をお断りしたことはありません(されてしまうことはたまにありますが・・・)。仕事は楽しくありたいと思っています。クライアントである企業のみなさんがミケネコ社に声をかけてくださるのは、私たちの仕事にワクワクを感じていただけけるからだと自負しています。抜群のクリエイティブにも安価なコストにも負けない強み、それがワクワクに変えていく私たちの姿勢であると考えています。

とは言ったものの、本当にそうかどうかが一緒に仕事してみなければ実感していただけないことも承知しています。おかげさまでご縁ができたお客様とは継続的にご一緒させていただけるのですが、新しい出会いというのがなかなかありません。シャイなミケネコといえばかわいいのですが、現実は新規開拓に時間と手間をかけてこなかったという反省もあります。だからこそ、きちんと普段のお仕事や評価を知ってもらう必要があります。インバウンドマーケティングをまずはしっかりとやろうということで、WebサイトのフルリニューアルとSNS発信の活発化を弊社生粋のWebディレクターに託したのです。

主観と客観

社員数が少ないということもありますが、ミケネコ社のスタンスとして、クライアント企業と深く付き合っていくためにはそれなりに時間をかけていく必要があります。単発の制作物や受託制作では自分たちの強みを発揮できないという気持ちもあり、受託制作というお仕事は控えさせていただいていました。これは私たちが望む「ミケネコがそう思ってほしい像」です。

しかし、あくまでそれは「ミケネコ側の主張」です。もともとクリエイティブの仕事で評価をいただいていた経緯を考えても、制作物の実績を増やし、紹介していかなければ新しいお客様とのご縁もできないのです。「限られた予算と時間で、いろいろな提案ができて、満足のいく仕事(主にWebや印刷物やイベントなどのクリエイティブ関連)ができる広告代理店」が現在評価いただけているミケネコ社の姿です。

私たちは制作物をやりたくないわけではありません。むしろ得意分野であることは間違いありません。「でもそれだけじゃないんです!」という気持ちがちょっと強すぎたかな、というのが最近の反省でした。

Webサイトのリニューアルに際し、僕からお願いしたのは「事例を紹介するコンテンツを準備してほしい」ということだけでした。

任せること、伝えること

構成やデザインは確認の時点で、どうしても気になる点のみ指示をしました。でもそれは内容ではなく、レイアウトやユーザビリティに関してについてです。中身のほとんどの部分はディレクターに任せました。日頃から一緒に仕事をし、自分たちの思いを話しているスタッフです。ここで出てくるものがトンチンカンであれば、僕は誰にも何も伝えられていないことになります。自分自身がどのように見られたいか、見てもらえているのかを知りたかったのかもしれません。

そして何の不安も問題もなく、伝わっていることが形となってできあがりました。このいろいろな思いを詰め込んだサイトがお客様やパートーナーとの新たなる素敵な出会いのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

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